灰色の朝のモノローグ

からっぽになって、それでまた寝るの。おやすみなさい。

綺麗になるためには仕方がない!?命がけの化粧をする女性たち

美の追求は女性のテーマとよく言います。いつの時代もより美しくなるためにプロポーションを意識したり化粧をしたり、様々な努力をします。
綺麗になるならと、多少の苦痛は我慢する女性も少なくありません。
いろんな美容グッズが開発され、その安全性は保証されていることがほとんどです。ブームとともに多種多様に変化を遂げる化粧はどんどん進化しています。
では昔はどうだったかというと、もちろん今とは全く違います。
遡ること16世紀。その頃のヨーロッパの女性たちの間では”色白”であることが美の基準とされていました。どのように肌を白く見せていたかというと、その方法はいくつかあります。

女性たちの美しくなるための努力

白粉を塗る

鉛白

当時の女性たちに絶大な支持があったのが白粉です。
白粉には鉛白(えんばく)が使われ、それには美白効果があるといわれていたそうです。
原料は鉛です。鉛は人体にとって有害なため、それを顔に塗れば肌は乾燥して荒れてしまいます。

水銀

シミ、そばかす、吹き出物を取るために水銀の白粉も使っていたとか。
これを顔に塗ると皮膚の外皮が剥がれ、その皮と一緒にシミや吹き出物は剥がれてしまうというわけです。
そうやって表面上のものを消していたわけですが、もちろん”綺麗に”というわけにはいきません。
皮膚が剥がれたあとにはひどい跡が残ったのです。
となればやることは同じ。その肌荒れを隠すために更に厚く白粉を塗るのです。
そしてその影響は歯にも現れます。使い続けるうちに歯が腐り、真っ黒になったというのです。
ひどい時は中毒を発症し、死亡することも。

その他

肌に血管を書く

これによって肌の色素の薄さが強調されます。

血抜き

自らの血を抜くことで白さを強調。青白さも白さの一つということですか。。

吸血伝説

綺麗になるために命がけだった女性たちは凄いとしか言いようがありません。
その”命”ですが、自分の命でなく人の命を利用した残忍な女性もいたそうです。
その名はエリザベート・バートリー。
この女性は貴族で、とても美しかったようですが、心はそうとはいえそうもありません。
600人以上の若い女性を拷問器具などを使ってむごい殺し方をしたというのです。
エリザベートの夫が亡くなった時、彼女はチェイテ城に住むようになります。その地下で若い女性たちを次々に残酷な方法で命を奪っては楽しんでいたというのだから、まさに狂気の沙汰。
何がそうさせていたのか。もともとサディスティックの気があったのだと思いますが、そこには美の追求もありました。
若さと美しさを保つために処女の血で入浴したんだとか。
また、血をすすり、肉をも喰らうその様から吸血鬼とも言われた彼女ですが、最後は残忍な行為が暴かれ死ぬまで城に閉じ込められたそうです。

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何事にも犠牲はつきものだと言いますが、これは犠牲が大きすぎます・・。
でも、綺麗になるために一生懸命なのは今も昔も同じだということですね。
私も今は減りましたが、少し前まではヒールをよく履いていました。その足の痛さや疲れやすさは結構しんどいものがあります。また、真冬にショーパンとか履いて寒さに耐えたり。。特に夜は苦行のようでした。
そうやって可愛い格好をして少しでも自分を良く見せようとしていました・・。
たまに女性は面倒臭いことが多いな~と思ってしまうのですが、美を求めるならこう思うのはいけないことなのかな・・?
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