灰色の朝のモノローグ

からっぽになって、それでまた寝るの。おやすみなさい。

豊かな体型ではダメなのか?女性のスレンダー志向の流れは一体どこから。。

毎日好きなだけスイーツを食べても太らなければいいのに・・。そう思うことがあります。
自分のスタイルを気にして、太らないように、痩せるようにと食べ物を選んだりダイエットをしたりする女性が私の周りにも結構います。
私もその一人です。お菓子やケーキが好きでも太ることを気にして我慢していることがほとんど。本当なら毎日でも食べたいと思っています。
気にせず食べればいい。それだけのこと。
でも好きなだけ食べてしまったらその後は想像できます。健康的にもよろしくなさそうだし、見る見る太っていく自分に焦り出す。結局、気にせずに食べるなんてことはきないということ。

そもそもなぜこんなにスタイルのことを気にしなくてはいけないのか。
”女性は痩せている方が魅力的”という流れ。この流れによってスレンダー志向の女性が増え、私もその波に身を任せていますが、一体この流れはどこから来ているんだ。。
その疑問を探すべく、時代を少しさかのぼってみます。

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コルセットの衰退

女性ファッションに大きな革命をもたらしたとされるのがココ・シャネル。
ココ・シャネルは1883年にフランスで生まれ、1990年に「シャネル・モード」という帽子店を開業。これが成功したことから服飾のデザインも始めます。

シャネルの言葉に”服の優美さは、身動きの自由さにある”とあります。そう考えるシャネルは、それまでのコルセットで腰を締め付ける窮屈なスタイルに疑問を感じた一人。その窮屈を解消すべく、シンプルで着心地が良く、機能性の高いデザインの服を生み出しました。(1906年、コルセットを外すスタイルを初めに発表したのはポール・ポワレ)。

シャネルの革命

さらにその後は、スポーティーでシンプルなデザインの「シャネル・スーツ」を考案。上はシンプルなジャケットで、下はひざ下数センチのタイトスカートというスタイルです。

シャネルは痩せた体型で、そのことも影響しているのかはわかりませんが、この頃から女性たちの美意識も変わり、痩せようとする女性が増えたそうです。

モデルとして自身のブランドの服を着たシャネルがきっかけで、”ファッションモデルは痩せている方が美しい”という固定観念が生まれたとされ、ファッションショーに登場するモデルは今もなお細身の人ばかりです。
ココ・シャネル - Wikipedia


さてこんなわけで、ココ・シャネルの革命によって変わった美意識は未だに継続中。これが今のスレンダー体型の流れを作っている。。そうなのか・・。
なんだか歴史を感じます。
必ずしも”細さ=美しさ”ではなく、男性からするとある程度肉付きがある方が良いって聞きますから、何が正解とかないのでしょう。

私がふくよかな人を見ても特に何も思わないのと一緒で、私の体型を気にする人はいません・・多分。世間のスレンダー体型の流れにのって安心感を得るためにスタイルを気にする。結局は自己満なのです。
いつか豊かなボディが良しとされる時代が来るのでしょうか。
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